2015.5.30
TAICHI TODA BIRTHDAY ONEMAN LIVE
@KYOTO VOXhall

2016.3/14発売
¥1000

1.風来坊
2.中二病
3.スイートホーム
4.赤い電車は君のとこへ
5.女子校生
6.キャンバス
7.魔法のロックンロール20150530
8.ゲットアップロクデナシ
9.カラ廻リ
10.向日葵
11.ええ年こいてロック
12.少年ジョニーの物語
13.風向きは変わった


風来坊

僕らが何処から来て何処へ行くなんて
考えても仕方のない事さ
何処だか分からぬ何処かに行く時には
きっとそんな事どうでもいいだろう
風来坊 風来坊 大切な事はそうさ
風来坊 風来坊 幸せに気付く事さ

僕らが何の為に生きているかなんて
つまらない事に躓かないでくれ
この世の何処かにある心の片割れ探す
誰しもがそんな旅路の途中なのさ
風来坊 風来坊 あても無く隔たりも無く
風来坊 風来坊 故郷は今は遠く

嗚呼 国道沿い 走り抜ける少年の様に
何処までも 何処までも 弾力を帯びた生命!

風来坊 風来坊 大切な事はそうさ
風来坊 風来坊 幸せに気付く事さ


中二病

世界の滅亡を目論む 堕天使ルシファー降臨す
悪魔の軍勢引き連れて 紫の波動を撒き散らす
俺の正体は古よりの定めを受けし聖なる勇者
右手の刻印輝く刻 奴らに引導くれてやる
中二病 中二病 大学ノートに書き連ねている
中二病 中二病 英語の授業を投げ出して

誘わされし無垢なる姫君 その名は二組の高橋
孤島の監獄に幽閉されし 絶望の淵に沈むプリンセス
しばし待たれよ 永き眠りより目覚めし龍の背に乗って
邪悪を祓う炎の剣で あなたを助けに馳せ参ず
中二病 中二病 何にもできない少年は
中二病 中二病 それでも世界を変えようとしている

3ポイントシュートを決めたバスケ部のエースに
声援を送る高橋 遠く見つめる放課後
伝説の聖なる勇者 あなたを見守っているよ
32点の英語のテスト
くるりと丸めて振り下ろす 悪魔の闇を叩き切る

中二病 中二病 帰宅部だからもう帰る
中二病 中二病 きっと今夜もあなたで抜く

中二病 中二病 届かぬ思いが風に吹かれても
中二病 中二病 いつでも世界を変えようとしている

あなたの為に


スイートホーム

母と歩いた道 父に連れられた街並み
友と遊んだ公園 あの娘を探した路地裏
当たり前の日々も 終わりを背負っている
何ができるのかな どうか教えてくれないか
スイートホーム スイートホーム
通り雨上がった夕焼けのように
スイートホーム スイートホーム
帰り着く景色を誰もが持ってるんだ

春の花に囲まれて 夏の光に汗流して
秋の風に吹かれて 冬の雪が降り積もる
僕はここに居るよ たまに何処かに行くけど
きっとここに居るよ 声を聞かせてくれないか
スイートホーム スイートホーム
愛した全ても 傷付けた全ても
スイートホーム スイートホーム
間違いじゃないのさ おかえり スイートホーム

スイートホーム スイートホーム
通り雨上がった夕焼けのように
スイートホーム スイートホーム
帰り着く景色を誰もが持ってるんだ
スイートホーム スイートホーム
愛した全ても 傷付けた全ても
スイートホーム スイートホーム
間違いじゃないのさ おかえり スイートホーム


赤い電車は君のとこへ

改札で駅員のおじさんに定期券見せたつもりが
間違えて学生証を見せて笑われたのさ
プラットホーム滑り込んできた 西へ向かう電車に飛び乗れば
世界は今日も少しずつ僕と君を近づけてくれる
どんな話したならば君は 笑ってくれるのだろうか
なんて考えてニヤついていたんだ
窓の隙間から潜り込んだ 海からの風に吹かれて
赤い電車は君のとこへ


各駅停車ドアが開くたび 思わず君探して振り返る
たまたま目が合ったお婆ちゃんに席を譲って
「線路は続くよ何処までも」何処まで行けるか知らないけれど
だからこそいつかはこの想いも何処かに辿り着くだろう

今日も本当の気持ちなんて 言えないままの帰り道
夕焼け電車 僕らは遠離るけど
どんな話したならば君は 笑ってくれるのだろうか
なんて考えて明日を待っているんだ
窓の隙間から潜り込んだ 海からの風に吹かれて
赤い電車は君のとこへ  
赤い電車は君のとこへ

女子校生

いっその事殺して下さい 宇宙で一番愚かな僕を
とっくにあの娘は滋賀県で 愛する人を見つけたというのに
アダルトビデオの女子校生借りた 僕は泣いていた
ブレザーよりも セーラー服がいい
黒板に殴り書きした遠すぎる夕暮れ
ブレザーよりもセーラー服がいいのさ
嗚呼 僕は 泣いていた

死んでももう戻れはしない 俺は病気さ気狂いさ変態さ
誰でもいいのさ女子校生なら 少しでもあなたを思い出せるのならば
アダルトビデオの女子校生借りた どう見ても偽者だ
ブレザーでもいい セーラー服もいい
涎塗れにしたいよ 朝まで抱きたいよ
ブレザーでもいい セーラー服なら尚更いい
嗚呼 僕は 死ねばいい

ブレザーよりも セーラー服がいい
ブレザーよりも セーラー服がいい
ブレザーよりも セーラー服がいい
ブレザーよりも セーラー服がいい


キャンバス

君と又 出逢う為に 僕は
生きてゆくのかもしれないから
離れ離れになっても 巡りあうんだ
絵の具を重ねた空の下

いつの間にか世界は ゆっくりと黄昏れ始めて
何も知らない僕達を 置いてけぼりにして行った
今日も公園の時計は あまりに正直で素っ気なく
何も待ってくれない代わりに 次の朝へと走り出した
君と出逢えた喜びに 時々寂しい風が吹く
君と又 出逢う為に 僕は
生きてゆくのかもしれないから
離れ離れになっても 巡りあうんだ
絵の具を重ねた空の下

君が去ったブランコが まだ少し街に漕がれてるよ
言い損ねたサヨナラに 気付かぬふりして揺れている
いつか語った言葉や 何処かに落とした「これから」や
そんな形の無いモノが きっと時を導くだろう
遠くに行ってもかまわない 想いが繋がる唄がある
君と又 出逢う為に 僕は
生きてゆくのかもしれないから
離れ離れになっても 巡りあうんだ
絵の具を重ねた空の下

いつでも待っているからネ
君は君を描いておくれ
でもたまには思い出して欲しい
僕は僕を描くから

君と又 出逢う為に 僕は
生きてゆくのかもしれないから
離れ離れになっても 巡りあうんだ
絵の具を重ねた空の下


魔法のロックンロール20150530

ロックンロールは素敵な魔法さ
いつでも君の笑顔の為に
ロックンロールは優しい魔法さ
いつかの君の涙の為に

明日が来るのが怖い夜も
昨日の傷跡疼く朝も
カラダを流れる血液のリズムで
今日も世界を響かすのさ
いつか僕ら全て失うかもしれない
それでもどうか忘れないで この歌を

ロックンロールは素敵な魔法さ
いつでも君の側に居る


ゲットアップロクデナシ

ボンヤリと朝を迎え 申し訳程度の朝食を摂り
駅のホームに立たずめば 絵に描いたような化け物が居た
そいつはこう嘲笑った 「結局お前はどうしたって
歴史に名を残すような デカいことはできないだろう」
お前は お前は お前は お前は ロクデナシ

断続的に襲い掛かる 空腹感と虚無感に
立ち向かうと云う事が 生きていくテーマなのだろうか
糞の役にも立たない 愛すべき真実達よ
お前達を守る為に 日夜己を殺してゆくのさ
俺は 俺は 俺は 俺は ロクデナシ

ボンヤリと朝を迎え 申し訳程度の朝食を摂り
駅のホームに立たずめば 毎度のように化け物が居た
俺はそいつにこう言った 「お前が何者であろうと
俺がゴミクズであろうと やりたいことが死ぬほどあるんだ」
ゲットアップ ゲットアップ 
ゲットアップ ゲットアップ ロクデナシ


カラ廻リ

存在するはずもない終着駅を探していたんだ
窓の向こう 通り過ぎる人・街・宇宙を転がして
散らばった新聞 1頁毎に変わる正義が叫ぶ
そこに向かって相も変わらずため息を重ねる
イヤホンから零れ落ちた爆弾みたいなミュージック
確かに誰かの人生を少なからず揺り動かした
何が違うんだろう 本物と偽物は
考えあぐねて出した答えは又カラ廻リ
ダーリン そんな風に呼べる人と
「あなたに出逢えて良かった」と笑いながらくたばる為に
ダーリン あと何度くらいの喜びを取りこぼし
溢れる悔し涙を押し殺すのだろう

帰り道を急ぐつもりがついついコンビニに立ち寄って
興味もない漫画雑誌を手に取りパラパラ斜め読む
最終回を迎えたストーリー 大団円に熱くなる傍で
やけに冷めた目で店員がチラリ時計を気にした
外へ出て空を見上げればこの世で一番綺麗なオリオン
まるで万物全てを計る巨大な砂時計
僕がぶっ壊れるまで後どれだけの時が与えられているのか
思い立ってはみたものの又カラ廻リ
ダーリン やっぱり君もこの夜の何処かで
何かに傷付けられたり悩んだりしてるのかい
ダーリン そんなどうしようも無く哀しい日々が
どうか君の心の優しさとなるように

あぁ 想いは流れ星 闇の中 手探り 取り留めの無い暮らしだけど
あぁ もしかしたら 何とか 何とか 何とかなるかもな

ダーリン・・・


向日葵

会いたい人が居るんです 会いたい人が居るんです
心が壊れてしまう前に
会いたい人が居るんです 会いたい人が居るんです
こんな灰色の空だから

時に人は哀しみを抱え切れずに
全てを投げ捨てたくて仕方なくなる
風は窓の外轟々と吹きずさんで
傘をさすことすら許されそうもない
暗い部屋の片隅に この歌を見つけ出してくれないか
会いたい人が居るんです 会いたい人が居るんです
心が壊れてしまう前に
会いたい人が居るんです 会いたい人が居るんです
こんな灰色の空だから

行き場所を失った大粒の冷たい雨は
ひび割れた傷跡深く忍び込んでいく
思い出したくないのに忘れたくないのは
いつも見守ってくれてる そんな気がするから
光を探す向日葵は 雨上がりの夜明けを見上げた
会いたい人が居るんです 会いたい人が居るんです
心が壊れてしまう前に
会いたい人が居るんです 会いたい人が居るんです
こんな灰色の空だから

こんな朝焼けの空だから


ええ年こいてロック

ええ年こいてロックロック言うてたら
周りの奴等に馬鹿にされ始めた
「お前いつまでもそんな事やっててどないすんねん」
うるさい やめたらお前何かくれるんか
ええ年こいてロックロック
ええ年こいてロックロック
ええ年こいてロックロック
ロクでもない ロクでもない

ええ年こいてロックロック言うてたら
可愛いあの娘に愛想尽かされた
「あんた私とギターどっちを取るの?どっちが大事なん?」
お前ギター弾いてる俺が好きやったん違うんかい
ええ年こいてロックロック・・・

ええ年こいてロックロック言うてたら
ビックリするほど金が無くなった
同い年の友達は最近車や家を買ったという
「俺はギターを買った」と言ったら鼻で笑われた
ええ年こいてロックロック・・・

チャックベリーにもなれずに ブルーハーツにもなれずに
ジミヘン ニルヴァーナ RCサクセション
憧れは憧れのままで
それでも生きていくことが俺に許されるのならば
君に気づいてもらう為にロックンロールを歌うよ
ロックンロールを歌うよ

ええ年こいてロックロック言うてたら
自分の事が分からんようになってきた
俺は何の為に生まれ何の為に死んでいくのか
何にも分からへんけれど それもそれで面白いか
ええ年こいてロックロック・・・
ええ年こいてロックロック・・・


少年ジョニーの物語

南の外れの田舎町 その少年は暮らしていた
高いビルなんて見当たらない 畑ばかりのその町で
国語に数学 英語に社会 勉強はちっとも出来なかったけど
ギターを弾けば素敵なんだ 誰かの心を高鳴らせる
ほら ほら いくのさ ほら いくのさ
ほら きっとうまくいくのさ

少年はギターをボロボロの ギターケースに詰め込んで
地元の駅に歌いに行った 電車は一時間に二本
乗客も車掌も駅員も いつしかリズムを取り始める
「坊やなかなかやるじゃないか もう一曲聴かせておくれ」
ほら ほら いくのさ ほら いくのさ
ほら きっとうまくいくのさ

ママは女手ひとつでもって 少年を立派に育て上げた
電機メーカーの工場で 朝から晩まで働いて
真夜中に彼女を出迎えた 少年のギターに微笑んだ
「あなたの歌うその歌を どこかで誰かが待ってるわ」
ほら ほら いくのさ ほら いくのさ
ほら きっとうまくいくのさ

そしてママは銀行に行き 少ない貯金を引き出した
少年に最後の贈り物 都会へ向かう片道切符
旅立ちの電車は朝焼けの 駅のホームを走り出した
大きく窓を開け放てば 誰もが手を取りこう言ってる
ほら ほら いくのさ ほら いくのさ
ほら きっとうまくいくのさ

ほら ほら いくのさ ほら いくのさ
ほら きっとうまくいくのさ


風向きは変わった

哀しい事があると 昔を思い出す
別にあの頃が 幸せだった訳じゃないが
いくつの恋に俺は 全てを捧げただとか
いくつの恋に俺は 涙こぼしただとか
何を思えども 何を思えども
つまるところ結局 此処に帰り着く
風向きは変わった OH BABY、OH BABY
今こそこの姿 OH BABY、捕まえろ

自伝が書けるような 素晴らしい人じゃない
歴史に残るような 美しい人じゃない
街を行き交う人に 俺はなりたいのさ
行方も知らぬ人 行方を決める人
風向きは変わった OH BABY、OH BABY
見慣れた夕焼を OH BABY、飛び越えろ

哀しい事があると 未来を考える
笑いながら死にたい 俺は只 笑いながら死にたい
風向きは変わった OH BABY、OH BABY
今こそこの姿 OH BABY、捕まえろ

全作詞作曲 戸田大地
※歌詞は原曲に基づいたものの為、
一部変更されている部分が有ります。

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